
益子の岡田酒店石蔵ではアーティスト藤原彩人さんの作品が展示されています。
敷地内にはいるといきなりタトゥー(?)の入った坊主頭の無表情な人に出迎えられます。
こちらの庭先はかなりインパクトのある作品となっていますが、観ていると日本庭園の中にいる作品たちはその空間にいる不自然さがなく、
いつもそこにいるように感じられました。

藤原彩人ワールド面白いです。
- 2012/09/25(火) 13:04:26|
- 土祭開催中
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日下田藍染工房では造形作家の川村忠晴氏による灯りのインスタレーションを開催しています。
まず、藍染工房に入ると藍の発酵された「すくも」独特の香り。。。
そこへたおやかな音が聞こえてきます。
そしてススキやほおずきなど秋の植物をあしらった灯りに魅せられ。。。
この空間は視覚、聴覚、嗅覚に働きかけてきます。
眠っていた三つの感覚を呼び起こし、心にやさしく響いてきます。

ひょうたんや

蚕のまゆに包まれた灯りはふんわりと優しい灯り
無機質の灯りに植物や蚕の融合で命が宿ったように感じられます。
一見の価値ありです。
- 2012/09/22(土) 16:41:03|
- 土祭開催中
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東日本大震災では益子町も甚大な被害を受けました。
震災で割れた益子焼のカケラは18箇所を旅し、700片以上のメッセージが描かれ益子へ戻ってきました。
美術家の仲田智さんと若手陶芸家グループ・リビルド益子、そして町内の子どもたちによってコラージュ作品となり再生されました。
メッセージをくれた側、受け手側、みんなの思いが詰まった作品です。
「旅するカケラは」城内坂陶庫M-styleで土祭会期中ご覧いただけます。
- 2012/09/19(水) 16:47:56|
- 土祭開催中
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益子の土祭。
「益子の風土、先人の知恵に感謝し、この町で暮らす幸せと意味をわかちあい、未来につなぐ」
先人の暮らしぶりを知るには城内坂にある陶庫大谷石の蔵ギャラリーへ。
「懐かしき日、桃源郷益子」明治~大正~昭和初期時代の写真や益子の暮らしの中で使われていた道具などが展示されています。
「写真に写る赤ん坊は今はもう77歳になってしまったのよ。」
「この写真に写っている人たちはもう戦争で亡くなってしまった人が多いのよね」
陶庫の塚本さんや写真を提供している方から写真を見ながら田植えの話からお祭りの話など、当時の益子の暮らしぶりを教えていただきました。

こちらは大正時代の蓄音機。
また、オルガンやアコーディオンなども展示されていますが
今でも綺麗な状態で保管されています。
説明書きも毛筆手書きで書かれており、「丁寧さ」「ぬくもり」「温かさ」が伝わってきます。

こちらは生活の中で使用されていた道具。
左奥の縦長の箱は大正から昭和初期の酸素吸入器です。当時でも珍しい道具でした。
右奥の鉄鍋のようなものは「火のし」といって和製アイロンだそうです。
鉄鍋の中に炭や豆炭などを入れ、底を熱くして生地を伸ばすのだとか。
こちらも大正から昭和初期時代に使用されていたものです。
戦後、高度成長期を迎え時代とともに使われなくなった道具。
つい最近まであったものが失われている・・・。
古き良き時代が語ってくれる我々のこれからと未来へ、理想郷に思いを馳せてみるのもいいですね。
- 2012/09/18(火) 16:03:30|
- 土祭開催中
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益子の土祭の見どころのひとつ。
見目陶苑土空間ギャラリーでは「土人形」が展示されております。

中に入るとバリ舞踊で聞くようなガムランのBGMが流れ異国情緒あふれる空間になっています。
造形家KINTAさんを中心に土人形プロジェクトチームのスタッフと子どもたちが一生懸命作成した土人形約2000体が所狭しと展示されています。
笑っていたり、おどけていたり、瞑想(?)していたり等、一体一体表情が違います。
三十三間堂に並ぶ千手観音のように、土人形もこれだけあると拝みたくなるような心境に。

土祭に向けて土人形プロジェクトチームの皆さんが展示台を設営したり、土人形ワークショップを開催したり、真夏の暑い中準備をしておりました。
そんなことも思い出しつつ一体一体じっくりと観賞。拝みたくなります。
人形に使われている粘土は多くの陶芸家から使用した削り土など廃土を混練機にかけて再生したものです。
土人形として今ここに甦りました。
土祭会期中見目陶苑土空間ギャラリーにて毎日10:00~17:00ご覧になれます。
- 2012/09/18(火) 10:24:40|
- 土祭開催中
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