
土祭の最終日は台風の影響のため、土祭広場で行われる夕焼けバーと奉納演奏会は前倒しに始まりました。
到着すると演奏会は始まってないのに夕焼けバーはもう満席状態。
皆さん大空の下、食事を楽しんだり、お酒を楽しんだり、語り合いを楽しんでました。

最終日の奉納演奏はジャンベの演奏。
ジャンベとは西アフリカの伝統的な太鼓で、素手でたたく楽器です。
ジャンベ独特の音と小刻みに叩く小気味良いリズムについ踊ってしまいたくなります。

その後は五人衆の和太鼓と篠笛の演奏。
迫力ある和太鼓の篠笛の響き。。。
まるで台風を呼んでいるかのように風がだんだん強くなっていきます。

そして大トリの朝崎郁恵さん、土舞台へ登場。
土舞台は左官技能士の挾土秀平さんの作品です。
この土舞台は益子の土を混ぜ合わせ、陶器で削って模様をつけたりし、益子の地層を見立てて作成した作品。

青空と雲と木々と稲穂と土舞台が風景に溶け合っている中で
朝崎さんの魂を揺さぶるような奄美の島唄。
終焉を迎えるにつれ暗雲が垂れ込み風が強くなり、歌の奉納が終える頃に雨が降り始めてきました。
奉納演奏会は無事終えることができ、町長のあいさつで幕を閉じることができました。
神様はちゃんと見てくれていたのでしょうね。
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- 2012/10/01(月) 12:30:45|
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電気やガスを使わない食堂。
上大羽綱神社の鶴亀の池近辺の竪穴式住居であろう建物がが目印です。
この中に入ってみると人間の原点に回帰したような中々住み心地の良さそうな空間となっています。

鶴の神と亀の神が。
奥はたき火と石の手水鉢。
この「火」「水」「土」「木」「信仰」の人々の暮らしに大切なもの。
これさえあれば生活するに十分なのではということを感じさせられる建物です。

その向かい側で鶴亀食堂がオープンしています。
こちらでは発明家の藤村靖之氏の制作指導のもと、非電化冷蔵庫を制作・設置し、電気やガスを使わない、
かまどによる調理で提供しています。

早いうちに完売してしまうランチプレートは日によってメニューが変わります。
鎌倉時代に宇都宮家の3代当主朝綱が出家するにあたり、尾羽寺を隠居の地と定めた
この歴史ある地。
自然豊かな益子町大羽で「食と建物の未来」を考えさせてもらいました。
- 2012/09/29(土) 17:41:58|
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本通りからひとつ路地に入った久保邸倉庫。
蔦のからまる倉庫では、栃木県益子地質調査展示が行われております。

益子町の新福寺、北郷谷、堂ヶ入、上大羽地区の4か所で採取した土を使用し
味岡伸太郎氏が土に接着剤を混ぜ、綿布にドローイングした作品。
益子の土のみでこのように色に違いがあるのですね。
土のみの色の変化をお楽しみ下さい。
- 2012/09/29(土) 10:49:37|
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益子で採れる土たち。
さまざまな色の土が採掘されています。
その益子の土を使用し、陶芸家若杉集さん、庄司千晶さん、染め絵作家冨山麻由子さんそれぞれの作品が 岩下太平商店さんに展示されています。

若杉集さんの作品
作成した作品の前に使用した益子の土が展示されています。

庄司千晶さんの作品
益子の原土で作成したモビールチャームは雫のように、
下には波紋のように作品が展示されています。

染絵作家冨山麻由子さんの泥染め。
土だけでこれだけ綺麗な色がでるんですね。

「益子の土」にこだわったお三方の作品展では
土の歴史にも触れることができますよ。
- 2012/09/26(水) 11:17:29|
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岡田酒店の石蔵ではアーティスト藤原彩人さんの作品が展示されていますが、
奥座敷では羊毛や木綿糸などを使用し、自然界の生き物たちを立体作品にしている澤村木綿子さんの展示が行われております。。

おとぎ話に出てくるような白いきつね。。。
一瞬「はく製???」と思ってしまうくらい精巧にできてますが、
とてもやさしくかわいく澤村さんの人柄が出ているような作品です。
奥座敷の2階には巨大なスカートをはいた(?)熊さんの作品が展示されていますが、益子の桜の木から枝葉をもらい染めた糸が使われたそうです。
またこの奥座敷ではこちらで飼われているかわいい猫ちゃんが作品と戯れていたりしています。
見学に来た方が「この猫ちゃんも作品ですか?」と聞いたとか(笑)
ほっこりしていて、心安らぐ作品と空間です。
- 2012/09/25(火) 15:43:22|
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